日本不整脈学会会頭 奥村 謙

日本不整脈学会会頭

    2013年度日本不整脈学会総会において第5代会頭就任を承認いただきました。会員の先生方のご協力により第4代会頭職を何とか務めてまいりましたが、もう一期(2年間)この要職を務めることとなりました。会員、理事、評議員の方々のご支援を仰ぎながら、引き続き重責を果たしていきたいと思います。ご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。

   日本不整脈学会の喫緊の課題はNPO法人日本心電学会との統合です。2013年7月の日本不整脈学会総会において、懸案事項でありました日本心電学会との統合が承認されました。これを受けまして、学会統合(新学会設立)のための実務的作業に取りかかりたいと思います。ここで両学会の理事会での承認事項を紹介したいと思います。

   学会の統合に当たり、まず新法人を設立する必要があります。定款を新たに策定し、学会の目的、事業、会員、役員、事務局、会議、会計などの詳細を決定したいと思います。年次学術集会については、2014年、2015年に日本心電学会、日本不整脈学会を合同開催し、2016年より新学会の学術集会を開催したいと考えています。会員の方々には以上の学会統合に関する決定事項をご理解いただき、ご協力いただきますようお願い申し上げます。

   第4代会頭就任時の挨拶でも述べましたが、不整脈に関する学術調査研究事業をさらに推進していきたいと考えています。不整脈学会主導の臨床研究、現在実施中の植込み型除細動器とカテーテルアブレーションの登録事業のさらなる充実、そして登録事業をベースとしたコホート研究を活発に展開し、わが国の不整脈医療に関するエビデンスを構築していきたいと考えています。その結果はわが国のガイドライン策定において、極めて重要な役割を果たすこととなると思います。

   以上の他に、学術集会の国際化の推進〔抄録の英文化と英語発表(一部)など〕、HRS(米国)、EHRA(欧州)、APHRS(アジア)などの国際学会との交流の推進、各委員会活動の活性化と充実、などを通じて日本不整脈学会をさらに発展させ、2016年の日本心電学会との統合に備えていきたいと考えています。これまでの2年間に各国際学会のリーダーの先生方とface to faceで意見交換し、日本不整脈学会(JHRS)の存在をアピールしてきました。学会全体としてこれを推し進め、JHRS自体が国際学会の一つとして認識されるよう努力していきたいと考えています。

   最後になりましたが、会員の方々のご健勝、ご発展をお祈り申し上げますとともに、日本不整脈学会へのご協力、ご支援を心よりお願い申し上げます。

2013年7月